日別アーカイブ: 2010年3月5日

【Lang-8】Lang-8を活用するためのTips(コツ)

この記事はLang-8を上手く使うためのTips(コツ)を紹介します。はじめに心得ておいてほしいのは先程の記事、【Lang-8】世界における日本語の地位。そしてこれからの時代における英語の重要さで記したように「日本語は英語に比べて重要度が圧倒的に低い」ということです。もしあなたがNative English Speakerの学習Partnerを得たいのであれば、自分から動く必要があります。基本的に待っているだけでは誰もあなたを助けてくれません。若くて可愛い女性の場合は例外扱いらしいですが、私は男性なのでこの件についてはよく分からないです。では以下具体的なTipsを紹介していきます。

  1. 最初はとにかく投稿されている日本語日記を添削をしましょう。すでに誰かが添削している場合が多いでしょうが、なるべく添削数が少ない日記を選んで添削しましょう。
  2. 自分が投稿した英作文が添削された場合は必ず友達申請をしましょう。最初は上手く文章が書けないでしょうが、そこは熱意と誠意で能力不足を補って下さい。また、こういう点で自分の力不足を痛感する事があなたの学習意欲は沸き立てます。
  3. あなたが英作文を投稿したのと同じ頃に投稿されたNative English Speakerが投稿した日本語日記を集中して添削しましょう。時間帯もまた大切です。なるべく添削されやすい時間を見計らって英作文を投稿しましょう。
  4. 英語力が不足している場合は短い文章で我慢する。「文法的に間違いだらけの長い日本語文章」を添削するのは骨が折れるでしょう。これと同じことがあなたの英作文にも当てはまります。
  5. 誰からも添削がつかない場合は最も仲の良いLang-8にいるNative English Speakerに「だれも添削してくれないんです(しくしく)」と泣きつきましょう。
  6. Premium会員になりましょう。優先的に添削待ちListに表示されるようになります。1ヶ月500円、1年一括支払いの場合は4,500円。安いもんです。また、Lang-8はまだ経営的に苦しいらしいので、もしLang-8が有益だと思ったのなら寄付のつもりでPremium会員に加入しましょう。

「そこまでめんどくさいことやってられるか!」という人は他の有料添削Serviceを探しましょう。おそらく1ヶ月数千円くらいのものを見つけることが出来ると思います。結局は「頭を使う」か「お金を使う」かです。時間に余裕がなくお金に余裕がある人はお金を使えば良いと思います。別にどちらが優れているかという訳でなく、あなたにあった添削Serviceを利用した方が良いと私は思います。

もし英会話学校に行っているのなら、そこにいるNative English Speakerに英作文の添削を依頼するのも有りです。私の場合も最初の半年間は英会話学校の教師にずっと添削してもらっていました。その後はNew Yorkの現地で見つけた米国人の友人達にずっと添削を依頼しています。この関係は現在も続いています。これら英会話学校の活用、現地での友人の見つけ方(Language Exchange)については後ほど別記事で紹介します。

以上、Lang-8利用のTipsでした。上手く利用できるようになるまでは多少苦労するでしょうが、このServiceを通じてきっとあなたはたくさんの人達と出会えるし、これまで知らなかった世界を知ることが出来るしょう。存分に楽しんで下さい。

【Lang-8】世界における日本語の地位。そしてこれからの時代における英語の重要さ

この記事ではLang-8を利用していて私が気付いた、「世界において英語の重要さが増していること」と「日本語の地位が低下していること」について記します。まずは次のVideoをご覧ください。

ジェイ・ウォーカーが語る世界の英語熱

“I wanna speak perfect English!” 中国の英語学習熱は凄いですね。日本にいて日本語だけを使っているとこの動画を見ても「ふーん」と思うだけで、動画内で起こっている出来後を実感を持って理解できないと思います。これは世界における日本語と英語の重要さにどれほどの差があるのかを実体験として分かっていないためだと思います。

ここでLang-8に戻ります。Lang-8を使っていると「英語を学習する日本人」「日本語を学習するNative English Speaker」の間に大きな差があることにすぐに気がつくと思います。私達は英語を「実用的な目的」で学んでいます。一方、大多数の彼らは「日本語を趣味」として学んでいます。20数年前の”Japan as No.1”の時代においては日本語を「実用的な目的」で学ぶ人は多かったと思います。しかしそれも今や昔の話です。日本語を学ぶ大多数の人達はもはや日本経済ではなく、日本のサブカルチャー(マンガ・アニメ・ゲーム)に関心がある人達ばかりなのだなと私はLang-8を使用してそう思いました。

私はNew Yorkにいた際にもこの事について強く感じました。それと同じような経験がLang-8上で出来ます。日本に居ながらにして世界における日本の地位について理解できるというのは、なかなか得難い経験だと思います。日本の地位低下がどのようにあなたの将来に影響するのか考えてみてはいかがでしょうか。Lang-8はこれまでとは違った視点で物事を考えるきっかけをあなたにもたらすと思います。最後に、この現象の一端に触れることができるLang-8にあった記事を紹介します。

【Lang-8】さよなら試験勉強のための英語。Lang-8で日本人以外の価値観を知る。そして広がる善意の輪。

今回の記事は相互英文添削Service、Lang-8の知られざる利点について紹介します。

最初に去年Lang-8で交流のあった英国の大学生の話しをします。彼はLang-8で日本語を学んでおり、Lang-8をはじめた当初は日本語の勉強を始めたばかりでした。ですから最初私は彼の日本語が何を言いたいのか分かりませんでした。そのため「日本語と一緒に英語も併記した方が良いよ」という助言をしたくらいです。英文の助けがないと彼の日本語は理解できない、それくらいにひどい日本語でした。しかし、彼はそれからも継続して日本語で日記を書き続けて、日本語の作文能力をめきめきと上達させました。私が米国に行く直前くらいには、彼の日本語は英文の補助がなくても理解出来る水準まで到達しました。彼はわずか数カ月の間に全くの初心者から十分に実用的な水準まで日本語を高めることに成功したのです。そしてつい先日久しぶりに彼の日記を見ると、彼の日本語はとてつもなく上達していて驚きました。わずか一年でここまで上達するものなのかと正直驚きました。驚いています。しかも、彼はまだ日本に来たことがありません。

学んだことをとにかく実践する。その際にはもちろんたくさんの失敗をする。でもその失敗を恐れずに、そして失敗から学んだことをまた実践してどんどんと日本語能力を向上させていく。

これが彼の学習方法です。私は彼の勉強方法こそが正しい語学の学習方法ではないのかなと思うようになりました。とにかく言語を「道具」として使って人々と意思疎通をする。もちろん日本人ではないので完璧な日本語ではないです。なんだか不自然な日本語です。でも、その日本語は十分に理解出来る日本語です。彼の勉強法を見て、私は自身の中学・高校時代の英語の勉強を思い返しました。学校にいた6年間で自分はどれだけ、英語を「道具」として使ったのだろうか。試験勉強以外のために英語を使ったことがあったのだろうかと。さらに私の場合は大学受験が終わってからはTOEICの試験勉強。これも結局は「読む」「聞く」という受身の勉強です。こういう私がはじめてLang-8で日本語を学ぶ外国の人達の日記を読んだ時の衝撃を伝えたいです。「間違いを気にせずにどんどんと自分が学んだことを実践している人達」を見たことで自分の価値観が一変しました。当時の私はといえば、Twitterに英文を投稿するのにも「自分の間違いを指摘されたら嫌だな…」と思って、投稿を躊躇っているような人間でした。なんでここまで自分は「英語を話す際に間違いを犯してはいけない」「失敗してはいけない」と思っていたのかいま思うと不思議です。

そしてまた、1年前の自分は「第2言語」という概念を知らず、英語を話すのなら「文法的に正しい英語を話さないといけない。そうでなくては話すべきではない」「Native English Speakerのようにペラペラと話さなければいけない」を考え方に縛られていました。この考えを壊してくれたのがLang-8です。Lang-8にいる日本語を学ぶ外国の人達から以下の大切な事を教えてもらいました。

そしてまたLang-8を使ったおかげで、私は日本の英語教育の歪さを知りました。Lang-8以外にも実際米国で出会った人達の中には、一年くらいしか英語を勉強していないのにも関わらず、6年間も英語を学んだ日本人よりも流暢に話す人達に何度か出会いました(彼らは欧州の人達、英語と似た母語を持つ人達ということもありますが)。普通6年間も言語を勉強していれば、大抵のやり取りは出来るようになっているはずです。それなのに日本の場合は難しい英語長文は読めるのに、ごく簡単なやりとりも出来ないという歪な英語力しか身につきません。これはやはり異常と言わざるをえません。そういう風に日本以外の語学教育に対して気付かせてくれたLang-8には感謝しています。Lang-8を使えば英語を学習出来るだけでなく、こういった日本以外の価値観に触れることが出来ます。私が英語が添削されるという事以外でLang-8を勧める理由はこれです。このblogを読んでいる方々にも、Lang-8の利用を通じて日本人以外の考え方・価値観に触れてみてもらいたいです。Lang-8で日本人以外の人達と是非交流して下さい。そして日本の価値観が唯一の正しい価値観ではないことに気付いて下さい。

そして最後にもう一つ、Lang-8の素晴らしい仕組みについて紹介します。

Lang-8で感心している事は「人々の善意を引き出すための手段がうまく仕組み化されている」ということです。添削をする人達はそこでは金銭のやり取りはないにも関わらず、積極的に添削活動を行っています。金銭を使わずに人々のやる気を高めるっていうのは実はすごい事なんじゃないのかとLang-8利用当初から感心し続けています。世の中には金銭をもらっていても嫌々仕事をしている人がいます。そういった世間一般とLang-8を比較すると色々と興味深い事が分かり面白いです。Lang-8では金銭的な報酬は貰えないけど、添削をした人達から「感謝」されて、またその感謝の結果「自分が投稿した文章が添削されます」。この仕組みは本当に上手く出来ていると思います。

私が最近考えているのは「人は誰でも自分が持っている能力を使って、他の人に貢献をしたがっているのはないか」ということです。私は残念ながら日本においては、生き生きと楽しそうに仕事をしている人よりは、嫌そうにお金のためだからと愚痴をこぼしながら働いている人達を多く見てきました。一方、Lang-8では日本人が「無償で」「喜んで」日本語学習者の添削を競うようにしている現状を見ています。Lang-8には現在の日本社会に欠けているものがあるのではないのかと今はそう考えています。

そしてまた、この人々の善意を引き出す仕組みは日本人以外の学習者にも同様に当てはまっていると思います。Lang-8という一つのWeb Serviceによってこの善意の輪がどこまで広がるのか、10年後にはどうなっているのか、それを考えるとワクワクします。