米国最大の都市型動物園、Bronx Zoo。

この記事はNYCにあるBronx Zooには去年の9月に行ってきた記録です。当日は秋晴の広がるとても気持ちの良い一日でした。当日の写真はこの記事の最後にまとめて掲載しています。

NYCのBorough(区)の一つであるBronxは治安が悪いことで有名です。私もBronxにはなるべく近づくなと言われていました。観光客がBronxに行くのなら、ニューヨーク植物園、ヤンキーススタジアム、Bronx Zooの3つだけにしておきましょう。私に取ってはBronx Zooに行ったその日がBronx初体験でした。また、私が住んでいたBrooklynからは2時間弱かかりました。途中のManhattanでShuと会って、二人で訪れました。Manhattanの中心部からBronx Zooまでは約1時間です。

Bronx Zooはとにかく広い動物園でした。まずこの点で上野動物園や東山動物園を圧倒しています。私は1日そこにいてたぶん半分も観れなかったと思います。Bronx Zooの写真を見返すとNYCが最も美しくすごしやすい季節である9月だったので、きれいな空や美しい緑がたくさん映っています。雄大な緑に覆われたきれいな動物園でした。

公式Websiteでも「市民への教育」を前面に打ち出しているだけあって、環境教育の分量が凄いです。動物の展示もさることながら、そういった資料関係も充実していました。個別の動物の紹介をすると収集がつかなくなるのであまりしませんが、例えば日本では見ることができない動物をたくさん見ることができます。入り口すぐのとこにBisonがいました。

動物園の大きさが広大であるのに合わせて、動物たちにも広大な場所が割り当てられていました。NYCにある都市型動物園なのに、日本の動物園と比較にならないくらいに大きいです。前記事で紹介したエンリッチメントの一つである、給餌もそこでは工夫されていたようです。時間毎にいかに動物を楽しませるかWebsiteで紹介されています。公式Websiteで時間帯を確認して見逃さないようにしてください。

園内では動物を囲う塀が人間からは分かりにくくなっています。これは動物たちへの配慮もあると思いますが、それ以上に来場に動物の本来あるべき姿を見せるための配慮かなと思います。またBronx Zooの広大な敷地を歩きながら、そして歩いている途中でも動物の生態について学べるように様々な展示がされていました。こういったセンスの良さも日本の動物園にあればなと思いました。そしてあまりに広いので、私たちは園内を走る小型の列車のような車に乗りました。一緒に乗った子供たちがずいぶんとはしゃいでいました。あと虎、ゾウ、サイなどを見るのには特別に列車に乗らなければ行けませんでした。立ち止まらずに動物を遠目に見ることで動物になるべく負担をかけない試みかなと思いました。

結局、1日使って半分も見れませんでした。広すぎです。Bronx Zooは一度の来訪で終わらせずに定期的に通えということでしょうね。Bronx Zooでは前記事で紹介した環境エンリッチメント(environmental enrichment)を実現し、動物たちになるべく「幸せな暮らし」を送れるように様々な配慮がされていることが分かりました。

そしてまたこの記事を作成するにあたって、日英両方のWebsiteを比較してまわりました。そして動物園の記事に関しては英語圏が圧倒的に充実していること、日本側はそれらに比べると質・量ともに劣っていることに気付きました。川端裕人の動物園にできることのAmazon書評欄に印象的な言葉があったので紹介します。

「読後、ここでも民度の低さに準じた施設(動物園)しか持ちえないのか?と嘆いてしまいました… 」

私も同じ事を感じました。動物に対する関心がそのまま施設の質に比例しているように思えます。日本は旭山動物園で盛り返しつつあるようですが、上野と東山を見る限りだとまだまだ予算・人員の点から劣っています。

“In the end, we will conserve only what we love, we will love only what we understad, we will understand only what we are taught.”

Bronx Zooに掲示されていたこの言葉がまだ心に残っています。私達は結局自分たちが教えられて理解しているもの、そして理解して愛しているものしか守れないと思います。日本の動物園とは比較にならないくらいに充実しているBronx ZooはNYCに行くのなら是非とも抑えておきたい場所の一つです。できれば2回以上訪問してください。1回じゃとてもじゃないですが、全部は見れないです。以下、当日撮影した写真にそって動物達を紹介していきます。

米国最大の都市型動物園、Bronx Zoo。」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権で有名なConey Island観光 « The Wisdom of Crowds – JP

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