日別アーカイブ: 2010年4月20日

現在米国で最大の少数民族、ヒスパニック系移民。彼らの世代を超えた闘い。

この記事ではHost Family宅にいた2人のHispanicのお手伝いさん達やその他にもNYCで見かけた「ヒスパニック系移民」について紹介します。最初にHispanicとは何かという定義を紹介します。

ヒスパニック、メキシコやプエルトリコ、キューバなど中南米のスペイン語圏諸国からアメリカ合衆国に渡ってきた移民とその子孫をいう。 Wikipedia ヒスパニックより

Hispanicは2007年時点で約4527万人が米国にいると言われて、アメリカの人口の15%を占めます。この数字は黒人を抜き、現在米国で最大の少数民族となっており、アメリカでもっとも多いドイツ系アメリカ人の次に多い。また将来的には白人を抜きマジョリティになることも予測されています。将来においてはヒスパニックは高い出生率と移民を背景に、2050年までに1億3300万人に上ると予測されています。これは2010-50年に増加する米人口のほぼ3分の1を占めます。私がお世話になったHost Family宅のお父さん、Michaelはプエルトリコからの移民でHispanic2世です。そして他にも私は英語が満足に出来ないHispanicの移民一世達ともたくさん会いました。

Host Family宅ではいつもHispanicの2人の家政婦がいました。一人は95歳のお婆さんを専属で世話する60歳くらいの女性。もう一人は週末に部屋の掃除のために来る40代の女性。家政婦である彼女たちとは意思疎通が難しかったです。それは彼女たちがあまり英語を話せなかったためです。最初は自分の英語力に問題あるのかと思いましたが、英語力の問題は私ではなく彼女たちにある事が後ほど分かりました。そんな彼女たちはよくMichaelとスペイン語で何か話していたのを覚えています。また、ご近所でもHispanic系の家政婦の人々が働いている姿をよく見かけました。私が住んでいたBrooklynの地区ではHispanicの家政婦が多かったです。

他にはRestaurantやDinerでもHispanic系の人々が働いている姿をよく見かけました。彼らの特徴は「背はそれほど高くなくて日焼けしている。髪は短く刈り込んでいる。ちょっと太っている人が多い」といった人々でした。Hispanicの人々は外見を見ればすぐに分かると思います。

そしてそんな彼らのためにNYCでは最初の12channelの一つがスペイン語向け放送がされていました。要は彼ら、Hispanicの移民1世達は英語がほとんど出来ないということです。日本に置き換えて考えてみると、最初の4チャンネルや8チャンネルが中国語か韓国語で放送されているようなものです。

Hispanicの人々はNYCで一番長時間働く人々です。しかし、彼らの給料はとても安い。それこそ貧困大国アメリカで紹介されている時給$3の世界に彼らは生きています。これは英語が出来ないから単純労働、肉体労働を長時間しなければならないためです。そしてまたそんな低賃金で働く移民がたくさんいるからこそ、8時間労働でも年収1000万円を超える生活を送れるWall Streetの住人達がいるのかなと思います。そしてまた、Hispanicの不法移民を指すWetbackという言葉があるくらいだから、たくさんのHispanic移民が米国に来ているのだろうと推測しました。

ここで最初に紹介したお手伝いさん達、そしてMichaelの両親について話しを戻すと、彼らは子供を米国で教育を受けさせるために、低賃金で厳しい仕事でも長時間働きます。そして子供たちを米国の学校に送ります。自分たちが身につけることが出来ないNative English Speakerとしての英語力、知識、教養を子供達に身につけさせるのです。つまり彼らは世代を超えて貧しい母国から豊かな米国社会に適応しようとしているのです。ですから彼ら移民の第1世代、第2世代は本当によく働きますし、またよく学びます。それはそうしなければ米国社会に適応できず生きていけないという事情があるためです。

事実、英語が出来ないお手伝いさん達の子供たちはけっこうな進学校、有名大学に通っているようでした。彼女たちはその学費を家政婦という仕事を通じて稼いでいたのです。具体的な給料(時給)を聞いたことはありませんでしたが、Host Family宅で家政婦を2人も一度に雇えるのだから、彼女たちの給料はそれほど高くないのだろうなと思いました。日本の場合と比較するとかなり安いと思います。

日本の例で考えると、現在導入されたばかりのインドネシア人やフィリピン人の看護師に日本で働いてもらおうという発想、これをもっとずっと広く実践しているのが米国社会です。もし日本が移民を受け入れる社会になった場合、NYCのHispanicのような人々がAsiaからたくさん来るのだろうな私は想像していました。米国は移民を受け入れた場合の日本の近未来の一つです。日本においては移民受け入れについては肯定、否定で現状議論が分かれています。その際には米国社会のHispanicが一つの具体例として参考になると思います。米国に留学する(している)人はつぶさに彼らの日常生活を見て、日本の移民問題受け入れ是非について適切な助言をされる事を私は期待しています。

留学するのなら簡単な日本食くらい作れるようになっておきましょう。

この記事は留学中に日本食を作ることのすすめ、特に留学を考えているけどふだん全く料理をしない男性に向けての記事です。

他国でHome Stayするのなら日本料理を作れた方が良いです。NYCの場合だとManhattanに日本食Super Marketもあるので食材の調達はなんとかなります。作ろうと思えば一通りの料理は作れるはずです。男性でまったく料理をしないという人もいるかと思います。でも、カレー、焼きそば、肉じゃが、おでん、そして私は作らなかったけどちらし寿司、これらくらいは作れるようになりましょう。いま紹介した料理なら全くの初心者でもすぐに作れるようになるので、せめてこれくらいは作れるようになりましょう。

Netがあればクックパッドがあるので調理本が手元に無くてもなんとかなります。また、ためしてガッテンのレシピ集もお勧めです。ありがとうクックパッド、留学中はとてもお世話になりました。私がHomestayした家庭ではカレーと焼きそばはTasty(美味しい)と評判が良かったです。一方、味噌汁はAcquired taste(不味い) と大不評でした。私の場合は炊飯器はおろか、電子レンジもない環境でした。でも、鍋で白米を炊く方法を身につけなんとかしていました。ここでもNetが活躍しました。今はNetがあるおかげで本当に良い時代だなと思います。

白米を鍋で炊いていると隣にAngelaが来て、魚料理を振舞ってくれたこともありました。こんな風に料理は交流が進む最も簡単なきっかけとなるのでとてもお勧めです。留学中に英語を勉強するのも大事ですが、料理も頑張りましょう。あとNYCだと外食は高いし、明らかに身体に悪そうなものが多かったので、私はわりと自炊をしていました。だからGraceからもらった餞別の品でキッチンタオルをもらったりしました。

前記事でも書きましたが、美味しい料理を一緒に食べてその料理について話す事は難しい政治経済、科学、宗教の話をするよりもずっと楽しく国際交流が出来ます。そして、留学中は勉強ばかりしていないでおいしい料理を食べて人生を楽しみましょう。Blogでこれまで何本か料理に関連した記事を書きましたが、他にもたくさん書くネタがあります。特に日本ではあまり食べない料理についてはこれからは順次紹介していきます。これらはみな米国人や他国からの留学生達と訪れた場所ばかりなので、料理とともに楽しかった時間を思い出します。

以下、Twitter上でいただいた英国に留学した方からのReplyが面白かったので掲載します。

  • (料理を通じた国際交流に)賛成です~。今あたしが出来る料理の多くは留学中に学んだものが多いです。スコーンやビスケットなど。水餃子や煮込みなども中国系の人から。日本食は・・ちらし寿司程度で終わりましたが^0^;
  • カリフォルニア米はごちそうだったので、大概適当な外米で済ましていました^0^; ある時友人が鍋で適当に米をゆでて(もはや炊いてない)いると、ネパール人のおっちゃんに「ふたした方が良くない?」っていわれていました。大笑い。ふたがオープンだともはやゆで状態ですよね。でも料理はほんとに楽しい思い出です。このまえサンドイッチツイートもりあがったことがありましたが、イギリス行ってからサンドもうまくできるようになりましたねー。

あとは日本のカレーについてもいくつかReplyをもらいました。日本のカレーは美味しいので評判です。ただ、NYCではカレールーcurry rouxという言葉は辞書には載っていますが、全く使われていませんでした。

  • 居酒屋でフライドポテト頼んだら、ディップとしてケチャップとカレーソースが付いてきたのですが、(外国人に)カレーソース大人気でした。
  • 7,8年位前?イギリスではカレーを食べるとインフルエンザにかからないとTVかなんかで取り上げられ、一大カレーブームになりましたね

留学するのなら日本食について語れるようになっておきましょう。

最初にNew Yorkで美味しいと評判の日本食Restaurantに行った時の事を記します。店はEast VillageにあるKyo-yaです。Kyo-yaはミシュランガイドMichelin Guidにも載った事がある日本食店です。また、大々的に宣伝はしていないので知る人ぞ知る店です。Kyo-yaの店員は日本人で、ここの料理は完璧な日本料理でした。Manhattanにほ多くの日本食の店がありますが、多くが現地の人々のための「日本風米国料理」なので変な味の店が多いです。日本人からしたらパチもんみたいな料理です。そういうManhattanなのでKyo-yaは本当の日本食料理を食べたいという人にお勧めです。お酒込みで一人$50くらいなので、日本と比べてもそれほど高くないと思います。

私はKyo-yaにはInternship先社員との親睦会を兼ねて行きました。その際にせっかくなので誰か他の日本人にも来てほしいなと思った際に思い浮かんだのが、先のConey Islandの記事で登場した、英会話学校に勤めている夏希さんです。日本人だけで食事をする訳ではないので、英語が出来ない人は招きたくなかったです。そして「英語でちゃんと意思疎通が出来る日本人」という条件に当てはまる人が彼女しかこの時は思い浮かびませんでした。

当日は私が想像していた以上にすらすらと料理の説明をする夏希さん。実はKyo-yaも彼女の紹介でした。彼女は同僚のNative English Speakerの人達との食べ歩きをする内に英語で料理を説明する事に慣れ親しんでいたみたいです。もし留学したら、米国人や他国の留学生から日本食料理の店を案内してほしいと必ず一度は言われるはずです。だから料理について説明出来るくらいの英語力がある事が望ましいです。ゴマをsesameとパッ言えるくらいの料理に関する英単語力は身につけておきましょう。難しい政治経済、科学、宗教の話をするよりも美味しい料理をはさんで話す方がずっと楽しく国際交流が出来ます。まず何よりも料理について英語で話せるようになることをお勧めします。