私が英語学習を通じて学んだ論理的な文章の書き方

上記の記事を酒井英禎さんのblog、Rails で行こう!にTrackbackした際に「文章がしっかりとしている」と褒められました。ですから、せっかくですのでこの記事では「私が英語学習を通じて学んだ論理的な文章の書き方」を紹介します。本文に入る前に褒められたTweetへのLinkを紹介します。

トラックバックを頂いた記事が秀逸なのでご紹介。アメリカで勉強されている方のようです。英語学習の重要性を日本語で説いていますが、文章の構成がすばらしい。これは英語の作文の訓練を受けたおかげだと思います。ご拝読あれ。TwitterへのLink

英語圏の文化として、文章を構造化(主張+証拠+結論)することへの強い意志がある。学生たちは文章を書かされる機会が多く、繰り返し当たり前のように訓練を受ける。こういう訓練を受けた日本人の文章は非常に引き締まったものになる。 TwitterへのLink

酒井さんから指摘があったように、私は文章の書き方は英語で学びました。ですので「文章を構造化(主張+証拠+結論)すること」はいつも意識しています。私は大学受験時代に英文読解を効率的に行う「パラグラフリーディング 段落読み」という手法を通じて、この「文章を構造化(主張+証拠+結論)すること」を学びました。以下、「段落読み」について簡単に説明します。

英語の論文では1段落に必ず1つの主張(主題)があります。2つは決してありません。これは文章を書く際に最も大切な決まりです。そして段落の構成は必ず下記のようになっています。

  1. 結論
  2. 結論を補足する文章
  3. もう一度結論を繰り返す

まともな英語の文章は必ず上記の型を守っています。そして英語論文は全てこの型に沿って書かれています。

だから極端な事を言えば、全ての段落の最初の一文だけ読めば、文章全体で何を言いたいか把握することが出来ます。この最初の一文だけを読む読解方法をスキミング(skimming)と言います。このSkimmingという手法を使えば、手早く要点だけをすくい取る(skim)ことが出来ます。Skimmingは速読に使える便利な読み方です。私はTOEIC試験でとても重宝しました。Skimmingのおかげで私は早い段階からTOEIC R partで400点越えを出し続けました。

私自身10代後半から20代後半になる現在までの10年以上も、この英語の型を意識して英文を読み続けました。だから私も自然とこの型、「1.結論」「2.結論を補足する文章」「3.もう一度結論を繰り返す」に沿って文章を書くようになりました。基本的にはこの書き方を守っているので(blogだとちょっと崩しています)、私の文章は読みやすい部類に入るのだと思います。逆に、この型を守っていない文章は読みづらくて仕方がありません。

振り返ると、この型について日本の学校では一度も習いませんでした。こういう論理的な文章を書く型こそ「国語」「現国」の時間に教えるべきだと思います。この型を知らずに論理的な文章を書いたり、建設的な議論が出来るとは到底思えません。

もう一つ英語から学んだ文章の書き方を紹介します。それは「文章をなるべく短く書くこと」です。特にS(主語)とV(動詞・述語)は1つの文章に1つずつにしましょう。ときどき接続詞を多用してどれが主語か述語か分からなくなるような文章に出会います。これらは最悪の文章です。読みづらい日本語の文章、英語の文章はたいていS(主語)とV(動詞・述語)が複雑に絡み合っています。

また、日本語は単語同士が助詞で「くっついている」ので、英語よりもより構成が分かりにくいです。言い換えると、日本語のほうが英語よりも非論理的になりやすいということです。ここで一つ具体的な例を一つ説明します。英語の第2文型「SVC、主語・動詞・補語」の構成はとても分かりやすいです。私には美しいとさえ思います。「主語 = 補語」「動詞が ”=” の役割を果たしている」という構成なので日本語文章よりもはるかに分かりやすく、論理的に思えます。

  • 第2文型の例) I am a blogger → I = a blogger,  amが ” = “の役割を果たしています。

私は英語を学んだことで日本語の文章力を高めることが出来ました。これは英語という日本語とは別の言語を学んだことで、日本語を客観的に見ることが出来るようになったためです。外国語学習は母語の水準も引き上げます。私と同じように英語を学習している人は、是非今夜紹介した点についても意識して英語学習に取り組んでください。

最後に私が「段落読み」を学んだ参考書を紹介します。本書の前半で紹介されている「段落読みの手法」について熟読してください。この本は英語の設問部分はとても難しいので、読めない人は和訳と解説文だけ読んで「段落読み」の手法について学んで下さい。

「段落読み」についてはたぶん他にも参考書はあると思います。しかし、私は昔のこの本しか知らないです。もし良い参考書を知っている方がいらっしゃったら教えてください。

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