2つの国をつなぎ、国を豊かにする移民たち

この記事では「移民が国を豊かにする」という事について紹介していきます。移民の第1世代は先程の記事、「多国籍・多文化のNew York。そして英語ができない移民たちの暮らし。」で紹介したように、非常に苦労しています。でも、そんな親と一緒にいる子供たちと接すると希望が湧いてきます。幼い子供たちが立派に英語の通訳をしている光景には、頼もしさすら感じます。

New Yorkの移民2世達の多くは親の言葉と英語を話すことが出来ます。そして、私が知り合った優秀な米国人の多くは移民2世、3世でした。彼らは米国に量り知れない豊かさをもたらしています。ここで私の友人、中国系米国人のNoahを紹介します。彼の一族はいま200人は米国にいます。

この記事を書いた際に「中国人が日本でこんなにも増えるなんてまっぴらゴメンだ。移民なんか絶対反対だ。」というReplyをもらいました。その人はNoah一族が米国にどれだけの富と豊かさをもたらしているか知らないのでしょう。Noah自身は数学・物理・Programmingで極めて秀でた才能を持っています。また、一族の他の人々も、特に米国育ちの子供たちは高学歴で極めて優秀です。

移民1世は豊かさを求めて米国にやってきます。そして、彼らが定住した場合、子供たちは米国で育ち、米国人になります。その子供たちに適切な教育を施せば、子供たちは米国に豊かさをもたらし、かつ彼らの親の祖国をつなぐ人間になります。移民が国を豊かにするのです。私が最も尊敬する米国人の1人、Michaelも移民2世です。以下、Michaelについて過去に記した記事一覧です。

日本はこれから人口が減っていきます。人口が激減すれば、内需が期待できなります。また、国際競争力が低下し、経済活動も縮小していきます。そして経済はもちろんですが、文化も衰退していきます。日本人の人口が減り、日本語を話す人数が減っていけば、文化も衰退するのです。

もし日本社会が移民を受け入れて、そして移民が日本文化に愛着を持てば「日本が好きな外国人」が増えます。そして、日本の文化を担う人々の数が増えれば、日本文化は将来も続くのです。移民は日本文化の担い手になるのです。移民受け入れ反対と言って日本文化の担い手を増やすことなく、日本文化が徐々に死んでいくのを見るのは私は嫌です。

米国は常に移民を受け入れ、そして彼らを教育することで、経済の面・文化の面で国を豊かにしています。私は実際に移民2世、3世達がどれだけ米国に豊かさをもたらしているか目の当たりにしました。例えば、The Manhattan BridgeのManhattan側すぐ近くにある公園、ここでは中国人の子供たちが多く遊んでいます。この公園では広東語が主に話されています。この公園で遊ぶ子供たちが将来英語を話せるようになるのを私は知っています。そんな彼らが米国に豊かさをもたらすのです。

日本でも将来この公園で見られたような光景を見ることができるのか。将来日本を理解する日本人以外の人たちが増えるのか。それとも日本は日本人の血を引く人間しか日本人として認めないままなのか。もし後者を選んだ場合は日本は現在のような経済も文化も失っている事でしょう。あなたはどちらの未来を望みますか。以上で「2つの国をつなぎ、国を豊かにする移民たち」の紹介を終ります。

追記

この記事をTwitter上で書いた際には様々なReplyをもらいました。以下、それらReplyを受け取った私が思ったことを記します。

留学生/移民で現地の言葉に堪能で、失敗を恐れなくて、そして自分とは異なる人たちを恐れない人たちは積極的に色々な人たちと交流出来ています。逆にこれらが出来ていない人たちは自国民とだけ群れます。これは日本人を含めた全ての民族共通です。こういう生き方ももちろん認められるべきだとは思いますが、私には何とももったいない生き方に思えます。自分にとって親しみのない事は視界に入れたくないという生き方を私はしたくないです。例えるならば、日本の料理しか食べない人生と言っていいでしょうか。

また、移民の話を出すと「外国人犯罪が増える」「他国で問題発生している」「まともな移民の入国審査なんて出来ない」といった否定論を山ほどもらいます。じゃあ、犯罪の統計資料を当たって、どういう外国人が犯罪を起こすのか調べて、そういう人たちが入ってこない仕組みを作れば良いのです。他国が失敗しているのなら、その失敗事例を参考にしてより良い案を出せば良いのです。現状の入国審査が駄目なら、それを改めれば良いのです。曖昧な感情論で反対するのではなく、具体的な統計資料や過去の政策を元に考えましょう。調べることなく、感情論だけで何かを否定するのは知的に怠惰です。そしてまた、ここで私のお気に入りのSF小説からお気に入りの言葉を引用します。「否定材料ばかり持ち出すのは、やろうとしてない証拠です!」。

私は日本人以外の人達と一緒に働くことがどれほど豊かさをもたらしてくれるのかを知っています。そしてまた、日本人が日本人以外の人達を排除して働く事の弊害も知っています。だから日本人以外の人達と働くという選択肢を放棄している人達はなんとも勿体無いことをしているなと思います。

そして、まずは移民たちにとって魅力的な国を作るためにも、日本人の成人男性以外の日本人もちゃんと働ける社会を作ることが必要です。また、移民たちが来日した際に適切な受け皿、彼らの子供がちゃんとした教育を受けられるような体制を作らないといけないです。問題は山積みです。でも、面倒だからと言って目を背けて現状にしがみつくだけの人間には私はなりたくないです。

この記事を書く際に参考にした資料

以下書籍で大量の移民受け入れの利点について紹介しています。

2つの国をつなぎ、国を豊かにする移民たち」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 多国籍・多文化のNew York。そして英語ができない移民たちの暮らし。 « The Wisdom of Crowds – JP

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