トルコ人の映画監督 Hakki。New Yorkの移民たちの過酷な暮らしを映画にする。

この記事では中国人の友人Yanから紹介されたトルコ人の映画監督、Hakki Subentekinを紹介していきます。彼についてはWikipediaに記事がありました。

HakkiはYanの仕事仲間で、Times Squareで絵画や写真を売る仕事をしています。私は一度彼らの仕事を手伝った際に、Hakkiと友人になりました。Hakkiは映画監督だけあって、非常に教養ある人です。そしていつも何か教養ある事を考えて、話しています。そんなHakkiなのでYanからは「そういうのはいいから黙って仕事をしなさい」とよく言われていました。

私とHakkiがはじめて会ったときには昨年話題となった映画「おくりびと」の感想から始まり、日本人の死生観・宗教観について色々と質問されました。こうやって色々な知識を蓄えながら、いつも映画のネタを考えているHakkiです。Hakkiと話していると大学受験時に覚えた難しい英単語の知識を活かせます。そういう小難しい話をよくしていました。ちなみに、YanもHakkiと一緒に「おくりびと」を観たらしいですが、彼女は途中で眠ってしまってさっぱり映画の内容をおぼえていませんでした。なんともYanらしい。

ある時、Hakkiが撮影した短編映画”ALICIA”を観に来ないかとQueensまで招待されました。

ALICIAという映画は学歴や専門技能のない移民の女性が、年老いた母親の介護のために、性産業(Go-Go-dancer)で働く話しです。HakkiはNew Yorkに暮らす移民たちの過酷な暮らしを映画を通じて表現したのです。ALICIAのヒロインは学歴・専門技能が無かったため、人がやりたくない仕事をせざるを得なかったのです。New Yorkに暮らす移民たちや私のような留学生にとっては色々と共感出来る映画だと思いました。

撮影終了後にはHakkiの撮影に協力したYanに色々と映画の裏話を教えてもらいました。「3日で撮影した」「あの撮影場所はYanの人脈で無料で借りた」「あの部屋は実は私(Yan)の部屋」などなど、また、映画に出演した俳優たちとも話す機会がありました。これまではそういう話を聞いたことが無かったので興味深かったです。

ALICIAで移民たちの過酷な暮らしを見事に映画にしたHakkiはこの時の映画祭で100本を超える映画の中かから最優秀賞を獲得することが出来ました。実際、ALICIAは私も色々と共感出来る内容の良い映画だと思います。そして数ある短編映画の中から最優秀賞を受賞したHakkiが現在何をしているかというと…、最優秀賞を受賞しても生活は特に変わらなかったようです。「人生甘くないな」とHakkiはボヤいていました。

まあそんなことでは懲りずにHakkiはYanと一緒に働きながらお金を稼ぎつつ、今も新しい映画の構想を練っているようです。Hakkiの次回作には私も期待しています。将来ひょっとしたら大物の映画監督になっていたら良いなと友人としては願っています。

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