【書評】3月のライオン 家族の絆と棋士の世界

ネタバレなし、3月のライオンの1~4巻の感想です。

主人公の高校生棋士、零が静かで内向的な性格だからか、3月のライオンは静謐さが感じられる物語。少年漫画「ヒカルの碁」の熱い展開とは、対称的に静かなマンガです。ただし静かな作品と言っても、登場人物達の多くはプロ棋士達なので緊張感ある描写が数多くあります。私は彼らのように真摯に、愚直に高みを目指す登場人物達が好きなのでこういう作品は好きです。

また、プロ棋士の世界と対称的なのが下町に住む3姉妹達。彼女たちが現れる日常の暖かい世界が、プロ棋士の苛烈な世界をより際立たせます。あと愛すべき主人公の”親友”、二階堂君。彼はなんて熱くておせっかいで素敵なキャラなんだろう。二階堂君は人気あるんだろうなと思った。

3月のライオンで作者が描きたいのは「棋士の世界」と「家族」のどちらだろう。物語序盤は「家族」の描写が多かったが、零が研究会に所属した辺りから「棋士の世界」がより重きを持って描かれていると思えた。そしてそんな苛烈な世界である意味で繊細な零はやっていけるのかな。零も島田八段のように胃痛が持病になりそう。

同じ作者の「ハチミツとクローバー」が好きな人、特に竹本君が好きな人にはおすすめの作品です。

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