【書評】THE21「時間がない社会人のための最短&最速の『英語勉強法』」

8月10日発売の株式会社PHP研究所の月刊誌、THE 21 (ざ・にじゅういち) 2010年 09月号 [雑誌]、「時間がない社会人のための最短&最速の『英語勉強法』」のReviewをします。英語学習特集をするということで「Reviewを書きます!」と@the21edに応募したら、雑誌が送られてきました。

力を入れて今回の特集を作ったというだけあって、内容が盛りだくさんでとてもよく出来ていました。野口悠紀雄、勝間和代、中村澄子といった、私が英語学習で数多く参考にした方々が記事を書いていたのでもう別に私がこれ以上語ることはありません。この3人の記事は是非読んでくださいとしか言えないです。私がまさにお世話になった3人が紹介されていたので驚きました。

野口悠紀雄、勝間和代、中村澄子の勉強法で私が参考にした書籍は次の3冊です。記事で紹介されている内容以上の事を知りたければ、下記の書籍を参考にしてください。

以下、参考になるであろう箇所をまとめて紹介します。また私のblogでも記事内容に関連した記事が多数ありますので合わせて紹介します。

  • このままずっと英語が出来なくて良いんですか?

グーグル・村上憲郎名誉会長「今後、世界人口67億は『英語ができる人』と英語ができない人に二分化していきます。そうしたなか、英語ができないビジネスパーソンとして生きていくというキャリアパスを選ぶのはそうとうリスクが高い選択です。そのことを自覚していますか?」

20代の人に対しては『1日3時間、睡眠時間を削ってでもやれ』といいたいですね。20代の人はこれから30年以上働いていくわけです。英語を勉強しないということは、「今後30年以上、自分は英語ができないビジネスパーソンとして生きていく」というキャリアパスを選ぶということ。これは正直そうとうリスクの大きい、覚悟が必要な選択ですよ。自覚している人は少ないですけどね」

中途採用の条件に英語力を加える日系企業が増えている『多すぎる応募者をTOEICスコアなどで”足切り”して、事務処理の負担を減らしたい』という思惑もある。年齢制限は差別として問題になりますが、英語なら誰も文句を言いませんからね。→確かに年齢が上がるほど英語が出来ない人の割合も増えるし、この英語で応募者を制限するというのはうまい考えかも(良いか悪いかは別として)。

宮下祐介「英語が堪能な人を目の前にしたときに感じる“最初から負けている感”をなんとか解消したいと思ったのが勉強を始めたきっかけです」「自分は人生も半ば近くまできて、いまだに英語1つできず、日本でしか戦えない。このまま一生を終えていいのかとふと思ったんです」

勝間和代氏に「英語を学んだことの最大のメリットは?」と質問すると、日本では当たり前のことが世界では当たり前ではないとわかって、自分の思考の幅が飛躍的に広がったことという答えが即座に返ってきた。

安達洋「『何かをしなきゃ』とは思うんですが、何をしたらいいのか分からない。ともかくやっておいて損はないと思ったのが英語でした」

  • 英語を道具として使う

安達洋「英語もパソコンと同じく仕事の道具。自分の仕事に必要なものだけマスターすればいいんです」

野口悠紀雄「ビジネスパーソンには英語の正確な発音をマスターする必要はない」

勝間和代「映画の英語はいまだにわかりません。でも、仕事は問題なくできています」「ビジネス英語(=仕事の道具としての英語)であれば、誰でも、何歳からでもマスターすることができます。」

岸良裕司「大事なのは『言いたいことが伝われば、英語なんてうまく話せなくてもいい』という思い切りです」「海外で評価されるかどうは、英語力よりも、話のコンテンツ(面白さや貴重さ)で決まります」

  • 長時間勉強することが大事

野口悠紀雄「手軽に英語がうまくなる方法なんてない、ということもよく頭に入れておいてください。外国語を支障なく話せるようになるには、約4000時間の学習時間が必要といわれています。多くの人は学生時代に2,000~3,000時間は勉強しているので、あと1000~2000時間は勉強する必要がある。これを短縮することは絶対に不可能です」

勝間和代「英語の勉強で大事なのは、とにかく勉強量を増やすこと。合計1000時間を目標に、最低でも1日1時間以上は勉強に費やすべきです。これより少なければおそらく一生やっても身につかないでしょう」

  • その他、気になった箇所

有子山博美「学生時代に勉強した英語の基礎=土台って、意外と大事なんです。時間のない社会人の方はまず基礎(単語・文法・発音)をしっかり固めること」

中村澄子「TOEIC試験は特殊な試験だと認識し、専用の勉強をしましょう。対策さえすれば点数が伸ばせる試験です」

The21は私がこれまでblogで書き続けてきた内容と基本的な考え方は一致していますので、気になる方は手に取ってみてください。私のblogを一通り読むよりも早く読み終えることが出来ます。また、英語学習のToolにしても必要なものや最新のものが一通り紹介されていました(Lang-8は紹介されていなかったけど)。Phonics語源暗記法瞬間英作文も全て紹介されていました。力を入れた特集というだけあって、とてもよく出来ていたと思います。読むとやる気が出ますし、学習法について一通り紹介されているので参考になると思います。

さて、ここから編集の方々に伝えておきたい本書の改善点、課題です。この本を読んで英語学習の必要性を感じた人達はどういった勉強計画を立てれば良いのでしょうか。今回の特集は一通り学習法が紹介されていましたが、逆を言うと紹介しすぎだとも言えます。

「この雑誌を読んだ人のうち、どれだけの人が実際に英語学習をはじめて、また最後までやり遂げることが出来るのだろうか。」と私は考え込みました。雑誌を読んだ直後にやる気が沸いても、総括的な学習計画が掲載されていなかったので、勉強に着手してちゃんと続けられる人は少なそうだなと思いました。

この本の編集に関わった20代、30代の編集者の方々は、「自分ならどういう勉強計画を立てるのか」これを記事にしてほしかったです。

そして、私はもっと内容を断言しても良かったのではないかと思いました。「1日に3時間勉強時間を確保する!そしてこの参考書をやれ!」っていう風に。そこまで分かりやすく断言しないと人は具体的な行動は起こさないと思います。

英語の学習法ってダイエットと同じで実はそんなに違いはありません。良い参考書を選んで長時間勉強すること。これに限ります。でも、みんなそれが出来ないから世の中には数多くの英語学習書が氾濫しています。

そしてまた、たくさん参考書や勉強法を紹介しても読者は迷うだけです。ですから内容はもっと絞って、読者の指針になるような記事を紹介した方が良かったのではないかと思いました。

私のblog記事、実用的な英語を習得する方法英語上達完全マップを10ヶ月やってみたのように具体的な学習計画が掲載されていれば良かったなと、今回の特集はその点が欠けているから画竜点睛を欠いたなと思いました。

この雑誌の読者の方々には雑誌と合わせて実用的な英語を習得する方法英語上達完全マップを10ヶ月やってみたを合わせて読むことをお勧めします。そうすればバッチリです。

以上で8月10日発売の株式会社PHP研究所発行、THE21「時間がない社会人のための最短&最速の『英語勉強法』」のReviewを終わります。

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