カテゴリー別アーカイブ: 米国体験記

Summer Streets 2009 自転車でManhattanを南北に駆け抜ける

Manhattanの南北を自転車で走るSummer Streets 2009というお祭りに参加してきた際の写真をこの記事で公開します。普段は車が走っていて走れない場所もこの日は自転車で走ることが出来ました。自転車でManhattanを駆け抜ける事が出来た贅沢な夏の1日でした。

アメリカ同時多発テロの爆心地(ground zero)

Wall Streetの近く、Lower Manhattanにアメリカ同時多発テロ爆心地(ground zero)があります。爆心地は郊外ではなく多くの人々が行き交う街中にありました。こんな街中であのテロが起こったのかと驚きました。また、New York滞在中にこのテロで友人や同僚を亡くした人達、実際にテロを目撃した人達と出会いました。

テロ跡地は未だ復興途上です。広島・長崎の爆心地と同様にこの場所もまた歴史に残る場所となるでしょう。以下、去年の9月11日に爆心地を訪問した時の写真です。

DUMBO, Brooklyn Bridge Park, Brooklyn Heights

BD-1にてThe Brooklyn BridgeとThe Manhattan Bridgeの近くにある公園に行った際に撮影した写真を掲載します。この地区のことはDUMBO(Down Under the Manhattan Bridge Overpassの略)と呼ばれています。

当日はとても良い天気で絶好のサイクリング日和でした。とても気持ちの良い一日だったのでBrooklyn Bridge Parkにてうたた寝をしてしまったくらいです。

DUMBOの後には高級住宅街のBrooklyn Heightsまで走りました。以下、写真と共に地域のことを説明します。

世界の問題を解決する方法はあなたの車庫にある!New York市の自転車活用政策

この記事ではNew York市が現在取り組んでいる自転車を積極的に活用しようとしている試みを配布された資料と共に紹介します。

最初に紹介する資料は1WORLD 2WHEELSという団体が配布している資料です。

The solution to some of the world’s biggest problems is in your garage; it’s your bicycle!  For your health, for the world, for our future, for 2 miles or less, go by bike! 「世界の問題を解決する方法はあなたの車庫にある!健康のため、世界のため、未来のために4km以内なら自転車で出かけましょう!」と高らかに宣言しています。たしかに4kmなら自転車で簡単に移動できます。

そして、自転車を活用すればどのような利点があるのかを健康・世界・将来の視点から紹介しています。以下、気になった言葉を抜粋しました。

  • The average person loses 13lbs their first year of commuting by bike. 自転車通勤をすると1年間で平均約6キロ痩せます。
  • Just three hours of bicycling per week can reduce your risk of heart disease and stroke by 50% 毎週3時間、自転車に乗れば病気になりにくい。
  • Each U.S. rush-hour auto commuter spends an average of 50 hours a year stuck in traffic. 渋滞って時間と資源の無駄。
  • 462 million gallons a year, go by bike! 1年間の石油消費料は4.62億ガロン。どれくらいの石油だろう?
  • In 1964, 50% of kids rode to school and the obesity rate was 12%…in 2004, 3% rode to school and the obesity rate was 45%. 子供の肥満が酷い…。
  • Between 1960 and today the average weight of a 6-11 year old has increased 11 pounds. For our future, go by bike! 子供の肥満対策のために、未来の為に自転車に乗ろう!

次にNew York市が配布する自転車資料から同様に気になる英文を抜粋紹介します。

New York Cityの自転車政策

  • Three summers ago, NYC committed to expanding its on-street bicycle network by 200 miles in just 3 years. 3年で300kmも自転車道を作る!すごい!完成は2012年!
  • We don’t know of any other city in the country of the world that has added so much to their bicycle network so quickly. ニューヨーク市は現在世界で一番熱心に自転車を活用しようとしている街なのかな?
  • We now have more than 620 lane miles of bicycle paths, lanes and routes in NYC. このNew Yorkの充実振りと同じような大都市なのに全く無関心な東京の政策を比較すると悲しくなる。
  • The need for secure and convenient places to park bicycles is growing. ニューヨークで安全に駐輪できる場所はまだ限られていますからね。
  • Throughout NYC, you’ll find more than 5,000 DOT-installed sidewalk bicycle racks. 駐輪場が5千もあったなんて全然気付かなかった。日本は街中には気軽に停められる公共の駐輪場は駅前を除けばほとんどないのではないでしょうか。駐車場の数に比べて、駐輪場の数が圧倒的に足りません。
  • Commuter cycling increased by 35% in New York City in the last year and has doubles in the last six years. 自転車通勤をしている人の増加率がすごいです。1年で35%増えて、この6年間で約2倍になりました。
  • If you don’t already bike in NYC, we hope that you’ll join the thousands of New Yorkers who bike year round for fun, convenience and as a wonderful way to experience our great city.  こんなにもたくさん自転車を活用している人がいるのだから是非参加して下さい。そしてNYCを自転車で存分に楽しんで下さい。日本の行政にもここまで積極的に推進してもらいたいものです。
  • The league of American Bicyclists has bestowed NYC with the prestigious Bicycle Friendly Communities Award. ニューヨーク市は自転車の権威ある賞も受賞しているようです。
  • As more of us choose to make cycling a part of our everyday routine, We will reduce congestion, clean the air, feel healthier and have some fun along the way. 自転車を日常生活で使用する人が増えるとどういう良いことがあるのでしょうか。自転車に乗れば渋滞が減り、空気が綺麗になる。健康的で楽しく街中を移動できる!
  • So, grab your bike, don’t forget your helmet, and let’s ride! だからヘルメットを忘れずに被って自転車で出かけよう!

Creating a world class cycling city. 世界を代表する自転車都市を作ろうというニューヨーク市の宣言は熱い!是非東京・大阪という日本のもニューヨークの自転車政策を見習ってほしいです。切に願います。

Bike laws, signs and markings

New York市の自転車に関する法律や決まりを紹介します。

  • Never Ride Against Traffic  日本で車道の右側を走る、つまり車道を逆走する自転車には罰金を適応する制度を作ってほしいと私は考えています。
  • Stay Off Side walks 自転車は歩道を走らないこと!日本はこの点が遅れている自転車後進国、野蛮な国なので一日も早くこの決まりを日本でも導入してほしい。
  • Bikes are not permitted on sidewalks unless bike wheels are less than 26 inches in diameter and the rider is 13 years or younger, or signs allow. ニューヨークでは基本的に子供以外は自転車は歩道を走ることは禁止!
  • Use lights at night. Always use a strong white headlight and a red taillight at night or visibility is poor. 前方は白色、後方は赤色ライトを夜は常に灯しましょう。

Safety tips

次は安全についてです。

  • Beware of Car Doors. Be wary of parked cars. Motorists can unexpectedly open doors.  Be particularly careful if you see a motorist in the car. 駐車している車の扉が急に開く恐れがあるので注意しましょう。これは日本もアメリカも同じですね。
  • Use hand signals. アメリカは右側通行だから手信号は左手でする必要があります。左側通行の日本人は慣れるまで大変です。

Bikes on the subway

ニューヨークでは認められているけど、日本では禁止されている自転車を電車内にそのまま持ち込むことについての注意書きです。

  • Avoid Rush Hour Trains.  7 AM-10AM and 4PM-7PM 混雑時に電車に自転車を持ち込むのは止めましょう。当たり前ですね。逆にそれ以外の時間なら大丈夫。日本も一律禁止なんて言わずにこういう風に柔軟に物事を考えてほしい。
  • Conflicts can occur between passengers and bicycles due to limited space on crowed trains. 混んでいる電車内だと自転車乗りと乗客間で騒動が起きる可能性があります。
  • Board at end of train.  Board at the least crowed part of the train, usually the front or back. Never put your bike where it could block an aisle or a door. 自転車を電車に持込時は混雑していない先頭か最後尾の車両に持ち込みましょう。あと自転車で通路やドアを防がないようにしましょう。

以上、紹介してきた内容はNew York市が配布している資料から抜粋紹介しました。行政がこれほどまでに自転車を重視してくれるNew York Cityが本当に羨ましいです。一方、日本の行政はといえば明らかに遅れています。そしてこういう良い点はどんどんと健康・世界・将来のために見習うべしです。

自転車のある生活。New York Cityでの記録。

この記事ではNew Yorkで自転車を走っていて気づいた様々な事を記します。最初に自転車通勤の話題とあとは色々な事を順不同で記します。

New Yorkまでわざわざ自転車を持っていったのは最初「自転車通勤」をしようと思っていたからです。私のHomestay先とIntern先は約10kmくらいでした。ですから小径車のBD-1でも十分に通勤可能な距離です。しかも通勤途中にはあのThe Brooklyn Bridgeもあるし!と当初は張り切っていたのですが、結局自転車通勤はしませんでした。それは次の二つの理由からです。

自転車通勤を止めた理由1「英語の勉強時間がなくなるから」。自転車通勤をすると電車の中で勉強する時間が往復で1時間減るという理由です。本が読む時間が減るからと言って自転車通勤を止める人が時々いますが、私も同じ理由で止めました。スポーツ自転車はある意味優雅な趣味だと思います。お金と時間に余裕が無いと出来ない趣味だと思っています。私は時間に余裕が無かったのでNew Yorkでは自転車通勤を断念しました。

もう一つの理由は「トイレの利用が著しく不便」だからです。日本だとなにかあったら最寄のコンビニに駆け込めばそれで済みますが、New Yorkでは日本のように気軽に利用できるトイレはほとんどありません。自転車乗りとダイエット経験者には通じると思いますが、水をたくさん飲むとトイレが近くなります。私は一日最低2リットルは水を飲む生活をしているのでトイレの利便性が悪いNew Yorkで自転車通勤は無理だなと思いました。以前にNew Yorkのトイレ事情がどれだけ酷いか、日本のトイレ事情がどれだけ恵まれているかを紹介する記事を書きましたのでここで紹介します。

次に「自転車の種類」について。日本で主流のママチャリはNew Yorkでは見かけません。New Yorkで主に乗られている自転車はクロスバイクやロードバイクといったスポーツ自転車です。生活の足として自転車は使われていないのです。これはNew Yorkが東京ほど街中の建物の密度が濃くないので、自転車で気軽に買い物ができないという理由があると思います。日本だと気軽に買い物にいける距離にスーパーがあるのでママチャリで十分ですね。ときどきママチャリらしき自転車はみかけたのですが、それも日本とはだいぶん形が違っていました。New Yorkの自転車はあくまでスポーツ自転車が主流でした。ちなみに警察官が乗っている自転車もスポーツ自転車でした。日本の警察官が乗っているようなママチャリ型ではなく、クロスバイク型の自転車でした。カッコいいです。

次に「自転車の施錠」について。New Yorkでは自転車の鍵がめちゃくちゃゴツイです。身体に自転車の鍵となる太い鎖を巻きつけて走っている人をよく見かました。これは自転車の盗難が横行しているからです。また、日本で名物の駅前の路上駐輪はNew Yorkでは存在しませんでした。時々駐輪されている自転車を見かけましたが、たいていボッコボコに破壊されていました。New Yorkは路上駐輪できない街なのです。しかし、New Yorkでは最近は自転車をもっと活用してもらおうと自転車専用道路と合わせて、街中に自転車駐輪場も作られているようですが…あれって大丈夫なのでしょうか?私は怖くて止める気にはなれませんでした。

次の話題。日本以外の国では野蛮な行為扱いされている「自転車が歩道を走る」行為はNew Yorkでも禁止されていました。日本も自転車が歩道を走るのは早くやめてほしい。そのためにも自転車専用道路をもっと敷設してほしいものです。

次の話題。New Yorkでは電車に自転車をそのまま持ち込む事が出来ます。日本のように自転車は折り畳んで袋に入れなくてもそのまま電車内に自転車を持ち込めるというのは本当に羨ましかったです。こういう光景を目撃すると日本ではなぜ自転車を電車内に持ち込めないのかと考えてしまいます。混雑していない時間帯に自転車を電車に持ち込んで何か不自由があるのでしょうか?

後日改めて紹介しますが、日本は自転車の台数が多いくせに、制度面・活用度ではNew Yorkに大きく遅れています。New York市は政策として自転車の活用を掲げています。自転車乗りの1人としては自転車政策を積極的に推進してくれる政治家がたくさんいるNew Yokrが本当に羨ましく思いました。

以上、New Yorkで私が目撃した自転車の日常風景と考えたことでした。

追記

自転車を電車内に持ち込む事についてTwitter上で何人かから「たとえ混雑していない電車内でも迷惑だから自転車を持ち込むのはやめろ!」というようなReplyを貰いました。混雑していない電車内に自転車を持ち込む事がなぜいけないのか私には理解できません。自分たちと同じでない人達を排除したいと思う彼らの理屈からすると、お年寄り、子供連れでベビーカーを引いている親、そして車椅子の人達も「迷惑な人」として分類されてしまう恐れがあります。実際「ベビーカーは迷惑だ」と公言する人がいてとても驚きました。

私は子供連れ、障害者の人達、年配の人達、また自転車乗りがもっと快適に電車に乗れる社会に私はなってほしいです。なんでそこまで心の余裕がない人、無関心で冷酷な人がいるんだろうなと昨夜は考えさせられました。

“In the end, we will conserve only what we love, we will love only what we understand, we will understand only what we are taught.”

Bronx Zooに掲示されていたこの言葉。訳は「私達は結局自分たちが教えられて理解しているもの、そして理解して愛しているものしか守れない」。そしてまた知らない人は、そして知ろうともしない人は問題を抱えている人達に対して無関心なだけでなく冷酷にも成り得る。これが昨夜Twitterをしていた際に私が思ったことです。

The Brooklyn Bridge; ManhattanとBrooklynを繋ぐ橋。

New Yorkで最も有名な橋、The Brooklyn Bridgeを走った時の写真を掲載します。ManhattanとBrooklynを繋ぐ橋を私は何度か走りました。だから私はHomestay先からこの橋までの道順は今でも地図無しで走ることが出来ます。

この橋は以前に紹介した自転車専用道があるThe Manhattan Bridgeと違い、観光客がいつもたくさんいる橋です。橋は甲板となっているので走り心地は悪いですが、そこからの眺めは素晴らしいです。ここでもBD-1をわざわざNew Yorkに持ってきて良かったと思いました。以下に撮影した写真を掲載します。この時の写真は上手く撮れた写真が多いので、New York滞在中に撮影した写真の中でも特に気に入っています。是非拡大して楽しんで下さい。

Manhattanの中心にあるCentral Parkにてサイクリング!そしてNew Yorkでの迷子体験。

Manhattanのど真ん中にある大きな公園、それはCentral Parkです。New Yorkを舞台にした映画でもよくこの場所は登場します。Central Parkはそんな有名な公園です。1周約10kmのCentral Parkを私もBD-1でを走ってきました。このサイクリングも人生で最も楽しいサイクリングの一つとなりました。

Central ParkはNew Yorkの自転車乗りが集まる場所です。本格的な服装で走っている人たちがとても多かったです。また、公園のそばには観光客向けの貸し自転車屋も多くありました。

BD-1で走りながら気付いたのは、BD-1の親戚のBROMPTONが数多く走っていることです。New Yorkにおいては小径車はBROMPTONが本当に人気がありました。一方、BD-1は1台も見かけませんでした。私はBROMPTON乗りの人たちと並走しながら、「どこから来たの?」とか「Central Parkの走り心地はどう?」などと雑談をしていました。同じ小径車乗りということで向こうも警戒心を解いて、気安く話してくれたのでしょう。

1周を走ってから、途中でオレオのアイスクリームとStreet Vendorからホットドックを購入。それなりに長時間走ったので疲れました。このどちらも私に取ってはNew Yorkの思い出の味です。その後Central Park内の有名な場所を散策しました。哲学の道で写真をとったり、ベゼスダの噴水で休んだりしてゆっくりと過ごしました。

その後、Central Park内のサイクリングを終えて、Manhattanの西岸にあるサイクリングロードを走って、Brooklynに帰ることにしたのですが…迷子になりました。まだNew Yorkに来て1週間くらいの時だったのでかなり途方に暮れました(迷子で焦っていたのでこの時は写真を撮っていません)。

よく分からないNew Yorkで迷子。しかも時間が経つと空腹になってくるし、トイレの場所も分からないしでかなり途方に暮れました。空腹に絶えかねて途中で見つけたマクドナルドへ避難して、そこで夕食を取ることにしました。そしてこのマクドナルドなのですが…、英語が通じないというか分からない。何をどう注文して良いのか分からないし、店員の黒人女性の早口英語もよく分からないので、苦労しながら注文しました。マクドナルドの英語は日本人にとっては最も難しい英語の1つだと思います。まさに試練です。これは苦労しました。

その後は手持ちの地図を苦労して駅をなんとか発見。この時の迷子は一瞬「死ぬかも?」と思うくらいに、危機感を抱いた迷子でした。日本で迷子になるのと、見知らぬ時のNew Yorkで迷子になるのでは危機感が違いすぎます。恐ろしい体験でした。

以上、Central Parkのサイクリング体験でした。前半は楽しかったけど、後半は命の危機を感じながら走った1日でした。

New York CityをはじめてBD-1で走った時の記録

私はNew Yorkに着いてまだ時差ボケも治っていないうちに、早速BD-1でサイクリングに出かけました。この記事ではBD-1ではじめてBrooklynを走った際の事を記します。

New YorkのBrooklynを自転車で走っていてまず気付くのは路上駐車が異常に多いこと。車は全て路上に止めているのではないかと思えるくらいに路上駐車だらけです。この街で暮らすには縦列駐車が出来ないと暮らしていけないと思いました。

そして次は路上にやたらとあるBUMP(こぶ)。Brooklynの路上はBUMPだらけなので、日本の平坦な道路とは違って走る際には注意が必要です。私は最初日本にはないBUMP AHEAD(前方にこぶ有り)という標識の意味が理解できませんでした。

そして何より慣れないのは車が「右側」を走っていること。これは慣れるのに時間がかかりました。また、日本に帰って来てから「左側」に再適応するのにも時間がかかりました。自転車乗りにしか分からないと思いますが、右側を走ると手信号出しづらいです。

またNew Yorkの車の運転はもうすごい。私は自動車の評判が悪い名古屋での運転経験がありますが、名古屋とは比較にならないくらいにNew Yorkの運転マナーは悪かったです。クラクション鳴らしまくり、急加速しまくりです。だからNew Yorkで自転車専用道路ではない一般道を自転車で走るのはとても怖いです。一般道を走るのは本当に怖いので、自転車専用道路以外の場所は極力走らないようになりました。

「自転車専用道路」と言いましたが、New Yorkでは日本ではほとんど見ることが出来なかった自転車専用道路が街中に多数敷設されていました。この点はNew Yorkは素晴らしい。日本にはなぜNew Yorkほどの自転車専用道路がないのだろうと今は残念に思っているところです。

この初めてのサイクリングではthe Manhattan Bridgeまで走りました。このサイクリングは私の人生で最も胸が高なったサイクリングの1つです。交通ルールが日本とまるで違うNew Yorkを初めて走ったので、その時はまさに五感が研ぎ澄まされていました。異国を自転車で走るというのは本当にドキドキできるので、また近い将来日本以外の国も自転車で走りたいものです。ただし!事故を起こした際の連絡先、保険の詳細については把握しておく必要があります。異国で事故を起こすと大変です。幸い私はNew York滞在中は一度も落車しませんでした。でも、走るときは常に日本で走るとき以上に警戒感を持ちながら走っていました。

the Manhattan Bridgeへのサイクリングでは途中の道路に、BD-1のタイヤがちょうどはまる溝があり、そこにハマったときは冷や汗が出ました。それは日本で見かけたことがなかった大きな溝でした。幸いゆっくりと走っていたので落車はしませんでしたが、速度をあげて走っていたら落車していたかもしれません。いま思い出してもヒヤッとした体験でした。

そしてBrooklynとManhattanをつなぐthe Manhattan Bridgeへ辿り着きました。この橋は自転車専用道路があるので多くの自転車乗り達がこの橋を渡ってManhattanへと向かいます。橋の向こうは中華街。私はこの時点では中華街について何も知らなかったので、「なんだこの新宿歌舞伎町みたいな場所は!?」と驚いてすぐに引き返してしまいました。そして中華街が別に危険な場所じゃないと知るのは、それから数日後でした。

the Manhattan Bridgeから引き返して、Prospect Park周辺で夕暮れ時に写真撮影。いい写真が撮れました。この日のサイクリングは本当に楽しかったので、BD-1をわざわざ日本からNew Yorkまで苦労して持っていった甲斐がありました。本当に楽しかったです。

New Yorkで自転車の不具合発生!

この記事はNew Yorkで自転車の不具合にどうやって対処したかという話です。愛車のBD-1と一緒に持ってきた携帯用空気ポンプの一部がなぜかどこかで無くしてしまいました。だからNew Yorkについてから新しく仏式バルブ用の空気ポンプを購入しなければなりませんでした。BD-1に空気を補充できるのは、仏式バルブの空気ポンプです。英式バルブでは駄目です。さてこの専門的な事をどうやって”英語で”自転車屋で説明しようかというところで思考が止まりました。当然ながらこんな英語は学校では習えません。結局散髪する時と同じで英語で説明するのは不可能だとそうそうに諦めて、BD-1のタイヤの写真を撮って自転車に行くことにしました。これが一番簡単な方法です。

という訳で自転車では写真を手に交渉して、なんとか仏式バルブ用の空気ポンプを購入($40だったかな?)することが出来ました。この空気ポンプはせっかくなので日本に持って帰って来て今も使っています。

米国滞在中にあと1度だけ、BD-1が不調で自転車屋に行く必要がありました。その時の症状はというと、BD-1を組み立てる際にチェーンが絡まった。その時はそれで直ったが、3速以上にギアを上げようとすると上手くギアがかみ合わないという症状です。これは写真では説明出来ない症状です。”英語で”説明しないといけません。この時はちょっと泣きそうになりました。仕方がないの事前に全て症状を文章にし、それを米国人の友人に訂正してもらいました。そしてその文章を持って自転車屋に行くことにしました。その時の文章はblogで公開しています。

難しい事を英語で口頭で説明出来ない人は、筆談するのが良いです。私も結局あまり英語を話さずに持っていた文章を自転車で見てもらいBD-1の不具合を直してもらいました。

普通観光客や留学生は自転車に来ません。もし留学先で自転車に行かなければならなくなったら、色々と苦労してください。良い経験になります。

自転車をNew Yorkまで持っていったらいくらかかる?

私の「米国体験記」はすでに書き終えましたが、まだ書いていない相棒、小径車のBD-1の「米国体験記」をこれからいくつかの記事で書いていきます。BD-1って何?という人に簡単に紹介すると、私のこのPageの上部にある赤い車輪が小さい自転車です。車輪が小さい自転車、小径車ではとても有名な自転車です。

私は飲酒・喫煙・ギャンブル・風俗を全てしませんので、お金はほとんど使わない人間です。ですから留学中も他の多くの留学生達に比べるとお金を使わなかったと思います。しかし、そんな私ですが一つだけ贅沢な事をしました。それは「愛車の自転車をNew Yorkまで持っていった」ことです。この記事では「自転車をNew Yorkまで持っていったらいくらかかる?」という事を記します。

私は日本からNew Yorkに行く際には手荷物を3つ持っていきました。内訳はスーツケース、自転車用バックパック、あと自転車を入れた大型の袋です。自転車を自宅から直接空港まで持っていったのでとても大変でした。自転車は先に空港に送ってしまう方が良いと思います。

まず東京駅で大変でした。東京駅から成田空港まで行くための路線は地下深くにあるため、ここでまず挫けそうになります。東京駅のバリアフリー環境はあまり良くないなと重たい自転車袋を持って歩きながら思いました。次に成田空港。成田空港に着いて早速自転車を手荷物の場所に預けます。その際にはタイヤの空気を抜く必要があります。これは空気を抜かないと気圧の関係でタイヤが破裂する恐れがあるためです。自転車を成田空港からNew YorkのJFK空港まで送るのには「1万5千円」かかります。この料金を大したことないと思うか、それとも高いと感じるかは自転車への愛着で変わるでしょう。私に取っては「そんなもんかな」と思える妥当な価格でした。

JFK空港に着いてからはなかなか荷物置き場に出てこない自転車にヤキモキしていました。Fragile(壊れ物注意)の札が自転車袋に付いていましたが、機内で乱暴な扱いを受けてどこか破損していないかと私はずっと心配していました。幸いな事に自転車は特に破損することなく、成田からJFKまでの旅を終えました。かなりホッとしました。そして、その後にまた長旅で疲れた身体を行使して、重たい自転車袋を引きずって空港に迎えに来ているはずのホストファミリーの場所に向かいました。正直言って、めちゃくちゃ疲れました。

BD-1が太平洋を渡った往路の話しはこれで終わり。次は復路についてです。私はもう行きのようなあんな疲れる思いは真っ平御免だったので、先に別便(別送宅急便)でBD-1を日本に送ってしまうことにしました。

米国ヤマト運輸に依頼したら料金は全て込みで「$200(約18,000円」でした。これで実家のある山形まで送ってくれるということだったので私は喜んでお願いしました。ただ、米国ヤマト運輸の担当者が自転車を送るという経験があまりなかったのか、かなりトンチンカンな対応をされました。あまりに変な要求をされるので「それは本当に法律で決められているのですか?条文を確認したいのでpdfファイルで送って下さい」と言いました。こういった米国社会で鍛えられた交渉術(規則はあくまで規則。自分にとって不都合があるのなら交渉して変更させる)を使って事なきを得ました。

そして自分で梱包して自転車を集荷してもらったのですが、後から梱包が不十分だから「梱包代 $30」の追加料金が必要と言われて憮然としました。ただ日本に帰国してから、壊れないように徹底的に梱包されたBD-1を見て、まあこれなら$30を払っても良いかなと思い直しました。米国ヤマト運輸が徹底的に梱包したので、私のBD-1は無事に再び太平洋を渡って日本に戻ってきました。

というわけでBD-1(私のIcon画像の自転車)を日本とNew Yorkを往復させる費用は「約4万円」でした。4万円以上の体験をNew Yorkで出来たので十分な許容価格です。ちなみに、このBD-1の購入価格は15万円だったので、現地で買い直すには高すぎます。

色々と苦労をしたBD-1の太平洋往復旅行でした。でも、その大変さもいま振り返ると良い思い出です。また、このBD-1を機会があれば海外に持って行きたいです。