この記事ではAudio bookオーディオブックの効用、耳から学習することによってどのような良いことがあるのか、そしてお勧めのAudio bookを紹介します。最初にAudio bookの利点を紹介します。
注意 これからの記事で述べられているAudio bookはそのままPodcastに置き換えることが出来ます。
- 場所を選ばずに本を”聴く”ことが出来る。学習時間を増やすことができる。
- 一冊の本を繰り返し学習することが出来、知識を深く定着させることが出来る。
- 英語を学べる。そして英語で学ぶ習慣を身につけることが出来る。
最初に私とAudio bookとの出会いについて紹介します。学校を卒業して学生時代は本をたくさん読んでいた人も会社に入ってからは忙しくなり、学生時代ほど本を読まなくなった人も多いでしょう。私もその一人です。私は学生時代は図書館にこもって本ばかり読んでいた人間だったので、本を読めない(新しいことを学べない)生活というのはとてもとてもとても苦痛でした。そしてそんな生活に嫌気がさしていて、なんとかして本を読む時間を得ることが出来ないかと打開策を模索している時に、勝間和代さんがAudio bookについて書いてある雑誌記事に出会いました。「自分が求めていたものはまさにこれだ!」とすぐに飛びつきました。Audio bookとは「本を”聴く”こと」です。本と言えば「目」で読まなければいけないと思っていたのですが、「耳」で聴くことが出来るというのを知ったときは衝撃でした。
本の内容を耳から学べるとどうなるでしょうか。駅まで歩いている道のり、本を広げられない満員電車の中、車を運転しながら、週末にたまった部屋の掃除やその他の家事をしながらでも本を”聴く”ことが出来ます。これまで無駄だと思っていた時間が全て勉強時間になります。ものすごく単純化して言うと、一日あたり3時間は学習する時間が増やすことが出来ます。その結果、3時間×365日≒「1,000時間/1年」の学習時間を増やすことが出来ます。
また、Audio bookは繰り返し学習に向いています。同じ本を3回以上繰り返して読む人は稀でしょうが、Audio bookではそれは当たり前です。私の場合だと100回以上繰り返し聞いた本があります。そういう本の場合は内容を完全に理解するまでに至りました。勝間さんが当時史上最年少で公認会計士試験に受かった理由として、この「隙間時間の活用」と「繰り返し同じ内容を聞き続けて知識を定着させた」ことをあげていました。これら利点についての詳細は勝間さんのblogで確認下さい。
そしてここからが英語学習に関係してきますが、Audio bookは日本語よりも英語の品揃えがはるかに多いです。そして、英語学習者は英語のAudio bookを通じてListening時間を飛躍的に増やすことが出来ます。またAudio bookを通じて、「英語を学ぶ」だけでなく「英語“で”学ぶ」ことを体験することが出来ます。私個人の体験を述べると、私は英語のAudio bookを半年間ずっと聴いていたら、結果として全く対策をしていなかったTOEICの点数がいつのまにか100点上がっていました(600→700点)。
ではAudio bookではどういった英語教材を選べば良いでしょうか。一昔前とは異なり現在においては、耳からの学習はAudio book、Podcast、Youtube、T.E.Dといった様々な選択肢があります。また“iTunes U”でお気に入りの講座を発見できる人はそれを活用すると良いと思います。中には講義の原稿を公開しているものもあります。YoutubeやT.E.Dでもまた字幕付きの映像が配布されています。これもまたあなたにとって最良の学習教材になるかもしれません。残念ながら私はこれらについては詳しくないのでお勧めの教材を勧めることは出来ません。でも、私の得意分野であるAudio bookについては十分に紹介することにします。まずはAudio bookをどこから入手して良いのかなど基本的な知識がない人は先程同様に勝間さんのWebsiteを参照下さい。
私がAudio bookでお勧めする教材は「ビジネス書」です。ビジネス書はAudio bookととても相性が良いです。通常ビジネス書を読んでも、それで何かが変わる人はほとんどいないと思います。実際に自分の行動を変えるためには自分の意識というOSを書き換えなければいけません。そして意識を変えるためには何度も何度も繰り返し同じことを学ばないといけません。Audio bookの繰り返し学習はまさにこの目的に合っています。このblogではこれから5つの珠玉のAudio bookを紹介して行きます。以下このblogで紹介しているビジネス書です。いずれの著作も私の人生に大きな影響を与えてくれました。次の記事からはこれらビジネス書について順番に紹介していきます。