New York Cityラーメン事情 一風堂が大人気

この記事ではNew York Cityのラーメン事情を紹介します。今夜最初に紹介するのはAstor Place Station前にある一風堂のNY支店です。

日本国内だけでなく、NYCにおいても一風堂は人気があります。ここで米国のReview  Websiteのyelpを見てみるとなんと約1,200人が評価して平均で4つ星を獲得しています。すごい数のReviewです。そしてそれでも4つ星獲得というのはすごいです。

さて一風堂は日本国内においては「赤丸かさね味 850円」「白丸元味 750円」です。これがNYCにおいてはいくらになるでしょうか。推測して下さい。答えは共に$14です。日本の1.5倍以上の価格です。そしてまた、モヤシも高菜も欲しかったら追加で注文をしなければなりません。でもこれで価格への説明は終わりじゃありません。この$14消費税8%Tip 15%を加えなければいけません。私はShuと二人で行ったときに結局$36を支払いました。つまり、一風堂のラーメンをNYCで食べると、日本で食べるのに比べると2倍以上の料金を払わなければいけないということです。そしてまた、これだけ高価にも関わらず一風堂はNYCで人気があるため、私たちは一風堂でラーメンを食べるまで1時間弱待つ必要がありました。

さてここで少し話題を変えて、NYCでなぜ日本のラーメンが高価で売ることが出来るのかを説明します。私はLower Manhattanで一度韓国人が経営する韓国食・日本食Dinerでラーメンを食べたことがあります。お値段は$8、日本のラーメンと変わりません。しかし、このラーメンはインスタントラーメンでした。これなら自分でも作れると思いました。まずかったです。2度と注文するかと思いました。また、近くにあった中国系Dinerで食べられるラーメンは$5です。安いです。しかし、この中国系ラーメンもまずかったです。Intern先の近くにあったため、3~4種類のラーメンを試しましたが全部不味かったです。

結局、分かったのは「日本のラーメンがNYCにおいて美味しすぎる」だから「値段を2倍以上にしても売れる」「1時間待ちでも客は待つ」ということです。以下、特に強調したい文章であるため太字で表記します。

日本のラーメンの質の高さは異常です。ですので日本のラーメンをNYCに持っていけば、大抵2倍近くの価格で販売出来ます。これは一風堂だけが特別という訳ではありません。日本で過当競争に苦しんでいるラーメン屋の方々は海外進出を検討することをお勧めします。日本では大衆料理であるラーメンが海外では御洒落な高級品扱いです。そこには日本のような過当競争も価格競争もありません。

私はNYCを経験してから、このラーメン同様に日本国内では当たり前だと思われているけど、実は日本以外の世界に持っていくと異常に質の高い製品・Serviceを発見出来るようになりました。日本国内では差別化できなくても、一度海外にもっていくと圧倒的な質で差別化できる。そういう製品・Serviceが日本にはゴロゴロとしています。上手く海外市場に進出出来れば日本とは比較にならないくらいの利益を稼ぐことが出来ます。

一風堂に一緒に行った中国人のShuは「こんなラーメン、中国で食べたことない!」と感激していました。日本のラーメンは中国人もビックリなものでした。

関連お薦め記事

アメリカ人が経営するラーメン店は一風堂とはまた違った驚きがありました。この記事もラーメン好きには必ず読んでもらいたいおすすめの記事です。

【お願い】
この記事が面白いと思ったはてなユーザーの方は是非はてなブックマークの登録をお願いします。

New York Cityラーメン事情 一風堂が大人気」への4件のフィードバック

  1. いつも興味深い話、楽しく読ませていただいています。このブログ見て思い出したのですが、下記の新書「ラーメン屋VS.マクドナルド」面白いですよ、お勧めです。

  2. ピンバック: 日本とは全く違うアメリカ人のラーメンの食べ方。衝撃のMomofuku Noodle Bar。 « The Wisdom of Crowds – JP

  3. ピンバック: 私が英語を勉強している理由 (1)日本語圏とは比較にならないくらいに圧倒的な英語圏の知の世界を知った « The Wisdom of Crowds – JP

コメントを残す